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繰り返す「顎ニキビ」!その原因と日常で出来るセルフケア、美容皮膚科での治療について

繰り返す「顎ニキビ」!その原因と日常で出来るセルフケア、美容皮膚科での治療について

知らず知らずのうちに出来てしまうだけでなく、治っても何回も繰り返してしまう、やっかいな「顎ニキビ」。

顎ニキビは、一体どうして出来てしまうのでしょうか?
顎にできるニキビの特徴や原因、予防やケアのために日常で気をつけておくべきポイント、そして美容皮膚科での治療法について解説していきます。

「顎ニキビ」は症状がひどく、なかなか治らない

顎にできるニキビは、いわゆる「大人ニキビ」と呼ばれるニキビの一つです。思春期のニキビとは原因が少し異なり、生活習慣やホルモンバランスなどが大きく影響しています。

また、少し意外かもしれませんが、顎には皮脂を分泌する皮脂腺が多く存在しているため、元からニキビができやすいのです。その他にも、顎は、男性であればヒゲが生えている部位、つまり男性ホルモンの影響を受けやすい場所であり、角質層が厚くなり毛穴がつまりやすく皮脂分泌量も多くなります。また、性別を問わずに頬杖をつくなど刺激が加わりやすい場所であるため、雑菌が入りやすく、ニキビが治りにくい場所でもあります。

顎のニキビは単独の原因ではなく、いくつかの原因が絡み合って発生することが多いため、治療に関しては体の内側と外側、両面からトータル的なケアをしていていく必要があります。

顎ニキビを発生させる6つの原因

顎ニキビは、以下のような原因がいくつか絡まりあって発生します。

【1】不規則な生活によるホルモンバランスの崩れ

不規則な生活によって体内の自律神経機能が乱れたり、体内の男性ホルモンが多くなり過ぎてしまうと、毛穴が詰まりやすくなったり、皮脂が過剰分泌されてニキビを発生させてしまいます。女性の場合は黄体ホルモンが優位になる生理前や妊娠中は、顎にニキビができやすくなる傾向があります。また、生活の中でも特に睡眠時間が不足すると、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)のリズムが崩れてしまい、肌が荒れやすくなってしまうので気をつけてください。

【2】皮脂・乾燥

適切な量の皮脂は肌を守るために必要ですが、あまり多くなる酸化した皮脂が炎症を起こし、ニキビを発生させてしまいます。朝・夕2回の洗顔で皮脂膜をリセットするように心がけましょう。
ただし、あまりに皮脂を取り過ぎて乾燥すると、肌が「皮脂が足りない」と勘違いしてしまい、皮脂を過剰分泌させてしまうので注意が必要です。また、肌が乾燥していると、肌に本来備わっているバリア機能が失われ、少しの刺激でも肌が傷ついて炎症を起こし、ニキビに繋がってしまうので気をつけてください。

【3】紫外線

「紫外線とニキビ」と聞いても、あまりピンとこないかもしれません。しかし、紫外線は肌の中にある「アクネ菌」が生成している「ポルフィリン」という物質に刺激を与え、肌にダメージを与える活性酸素を発生させてしまうのです。そのため、紫外線を浴びると肌は傷つき、ニキビは出来やすくなってしまいます。こうした理由からニキビ対策と同時に、紫外線対策も大切なのです。

【4】ストレス

ストレスを感じると、体の調子を整えてくれている自律神経のバランスが崩れ、それに伴いホルモンバランスも崩れてしまいます。先にも触れましたが、このホルモンバランスの崩れが、皮脂の過剰分泌を促したり、肌の角化を亢進させ毛穴を詰まりやすくしたりしてしまうのです。

【5】直接的な刺激

頬杖や髭剃りなど、肌への直接的な刺激が肌を傷つけ、そこから雑菌が侵入して炎症を起こし、ニキビを発生させることもあります。

【6】食生活

過剰な脂質や糖分摂取、野菜やタンパク質不足など、栄養の偏った食生活をしていると、肌が荒れやすくなってしまいます。

日常の生活で気をつけておくべき7つのポイント

顎ニキビを予防、悪化させないために、日常生活では以下のポイントを抑えておきましょう。

【1】 洗顔

皮脂や汚れを落とそうとするあまり、肌をゴシゴシ擦って洗う人がいますが、これは肌を傷つけてしまうため逆効果です。スクラブ入りなど、刺激の強い洗顔料も避けてください。洗顔をするときは、しっかり洗顔料を泡立てて、手のひらと肌の間に泡のクッションをつくり、40秒くらいで優しく洗うようにしましょう。

【2】 保湿

ニキビが出来ると「保湿しない方がよいのでは?」と思う方がいますが、保湿はしっかり行いましょう。もちろん、過剰な油分での保湿は厳禁ですが、保湿は肌のバリア機能を保ってくれる大切なケアです。ニキビのできやすい部分はクリームやオイルの保湿を避け、保湿化粧水の重ね塗りのあと、ゲルや乳液で保湿をしましょう。

【3】 規則正しい生活

規則正しい生活を心がけ、睡眠時間は十分に確保しましょう。特に22時?翌2時は肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが活発に分泌される時間帯なので、この時間帯は外さないように就寝時間をコントロールしましょう。しかし、仕事などが忙しく充分な睡眠時間を取れない場合は、パソコンやスマートフォンは寝る前に極力使わないなど、入眠環境を整えることで眠りの質を高めるようにしましょう。

【4】 ストレスをためない

ストレスをためこまないように、運動や趣味を生活の中に取り入れるとよいでしょう。ただ、間違っても「ドカ食い」のようなストレス解消法をとらないようにしてください。時々でもゆっくり入浴して、日々の緊張やストレスで高まった交感神経を抑え、副交感神経を優位にもっていくようにしましょう。

【5】 紫外線対策

日焼け止めを使って、紫外線対策をしっかり行いましょう。日焼け止めは洗い流すのを忘れると、毛穴詰まりやニキビの元となってしまうので、しっかり洗い流すのは忘れないようにしてください。

【6】 直接的な刺激の軽減

男性であれば、髭剃りの刃はこまめに取り替えたり、髭剃りのときはシェービングジェルをしっかりつけて行うなどの工夫が必要です。また、顎を触ったり、頬杖をついたりするクセのある人は、そういったクセを直すように意識してみましょう。この他にも、襟付きの服などが顎に当たってしまっている場合もあります。顎ニキビが気になる人は、なるべく顎に直接的な刺激が加わらないような服を選ぶようするのが得策です。

【7】 バランスの良い食事

意識しないと不足しがちな、ビタミン、ミネラル、タンパク質は積極的に摂るようにしてください。特に、肌の炎症を抑えたりコラーゲンの生成をサポートしたりするビタミンC、脂質の代謝を調節し、肌の健康を保ってくれるビタミンB群は意識して摂るようにしましょう。

美容皮膚科での治療方法について

セルフケアだけでは対処しきれない場合や、効率的に治療したい場合は美容皮膚科で治療を受けるのもよいでしょう。美容皮膚科では、以下のような治療をしています。

【1】外用薬

肌の炎症を抑えたり、菌を抑制したり、肌のターンオーバーを整えたり、男性ホルモンを抑制する働きのある外用薬を処方してくれます。メラニン生成の抑制効果や抗酸化作用のある、高濃度ビタミンCローションも効果的です。

【2】ケミカルピーリング

皮膚に化学物質を塗布し、角質細胞間をゆるませることで角質層を整え、毛穴の詰まりを改善させる方法です。ケミカルピーリングによってターンオーバーが促進されるため、ニキビ治療だけでなくシミしわなどの改善にも効果があります。この方法は、酸の種類、濃度や塗布時間によっても効果が異なるので、専門医のきちんとした肌診断が必要となります。

【3】イオン導入

ビタミンCやビタミンEといった肌の健康を保つために有効な成分は、ただ肌に塗るだけではほとんど肌に浸透しません。美容皮膚科で行っているのは、専用の機器を使って有効成分を肌の奥深くまで届けるのが「イオン導入」という方法です。
イオン導入は、ニキビの炎症抑制、皮脂の分泌調整、保湿効果、ターンオーバーのサポート、ニキビ跡の凹みの予防など、ニキビに対してさまざまな効果があるだけでなく、すでにできてしまったニキビ跡の色みを目立たなくするのにも有効です。

【4】LED治療

LEDの光を使って、肌の中で炎症を起こしているアクネ菌を殺菌したり、皮脂線を刺激して皮脂の分泌を抑制したりする治療法です。ニキビだけでなく、しわシミの軽減、コラーゲンの生成をサポートすることにより、ハリと弾力の強化などの効果もあります。ケミカルピーリングやイオン導入と組み合わせることによって、より一層高い効果を得ることができるでしょう。

【5】高周波治療(皮脂腺熱焼却法)

顎は、皮脂腺が発達しているためニキビが癖になりやすく、何度も繰り返すケースも多々あります。高周波治療(皮脂腺熱焼却法)は、「アグネス」という専用の機器を使って、ニキビの原因となる過剰な皮脂を分泌している皮脂腺に熱を加えることで皮脂腺のはたらきをとめて皮脂分泌を抑制させ、繰り返すニキビを治す方法です。

【6】ニキビ圧出

ニキビが出来たときによくやってしまうのでは、「自分でニキビを潰す」という行為。気になって潰してしまいたい気持ちはわかりますが、ニキビは自分で潰すと跡になり、肌の見栄えを悪くしてしまいます。ニキビが気になって自分で潰してしまいそうなときは、美容皮膚科で「ニキビ圧出」をしてもらいましょう。専用の圧出器でニキビの中にある皮脂や膿を肌に負担をかけずに取り出しニキビの悪化を抑え、ニキビ跡になるのを防いでくれます。

【7】ニキビ注射

炎症を起こしているニキビに、治療薬を直接注入する方法です。ただ、あくまでこれは「炎症を起こしているニキビを治療する方法」であり「繰り返すニキビの体質を改善する方法」ではない点に注意しておきましょう。

【8】コスメ

ビタミンC誘導体などを含む、ニキビ改善に効果のあるコスメを販売しているクリニックもあります。当院でも長年の経験に基づいた、ニキビ用のトータルスキンケアラインを販売しています。

【9】自宅で行うセルフケアの指導

ニキビの原因は、もしかしたら間違った日々のセルフケアかもしれません。ニキビ治療には自宅でのケアは欠かせないため、正しいセルフケアが行えるようにカウセリングを行い、ひとりひとりに合ったケアの仕方を指導してくれます。

まとめ

大人ニキビの一種である「顎ニキビ」。思春期にできるニキビと違って、時間が経つと症状が落ち着くということはありません。生活習慣を一から見直し、根気よく直していく必要があるでしょう。

また、セルフケアだけでは対処しきれないほど悪化してしまった場合や、ニキビ跡になるのを避けたい場合は、美容皮膚科で治療してみるのも一つの選択肢です。

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